大豆(十勝幕別産/遺伝子組み換えでない)、納豆菌
先代が60 年前にうまい納豆、本物の納豆作りを目指して十勝の豆処、本別町に移り住みより美味しい納豆をより多くの方に提供したくて精進して参りました。製造方法も独自の方法で考え出し、引き続き今日まで受け継ぎさらに改良を重ねてきました。
現在、輸入大豆が96%を占めるなかで、特に国産大豆の中で十勝産大豆はゼロに等しくなり、幻の大豆となりつつあります。私共は安心して召し上がっていただけるよう生産農家と直接契約を結び、除草剤を使わず、手間を惜しみなくかけた無農薬大豆を使用しています。もちろん、豆は十勝の豆でなければなりません。十勝平野の中でも本別町が最も大豆の栽培に適した気候風土なのです。本別の豆は世界一の品質だと自負しています。
手加減ができ、手のやさしいぬくもりが製品に伝わります。
煮た豆を容器に詰める時に機械ですと、エアーで吹きつける為、豆と豆との間が狭くなり醗酵時に最も必要な酸素が十分に補給できず醗酵がむらになり豆の表面積の醗酵度合いが狭くなります。いわゆる、うまい納豆ができにくくなるわけです。
うまい納豆とは豆の表面に付く酵( しろいもの) のふき方が「でんぷん」をまぶしたような物。そして、そこに醤油を入れてまぜた時の糸色は七色に輝くような、そんな究極の納豆を目指しています。
全国に数ある中で豆にシワがある納豆は当社の納豆だけだと思います。うまい納豆の条件のもう一つは、噛んだ時の歯ざわりにあると考えています。
製造工程の中で煮沸した豆を容器に手詰めした時の容量と出来上がった時の容量で当社では10 〜 20%目減りするのが普通なので(他社では5%位だと思います)、表示の中で元詰め何gとしています。この目減り分が歯ざわりとなるわけです。
歯ざわりの良さがシワにあるのです。「豆にシワ」うまい納豆の秘訣がここにあります。豆に弾力性があり、やわからず、かたからず、やわそうで、やわくなく、うまそうで、うまい!
十勝産大豆を原料としない納豆は納豆とは認めない事を信条として 60 年間納豆造り一筋に精進して参りました。これからもより安全でうまい納豆造りに専念し、そしてなによりも正直でありたいと思います。